ケーナ奏者、サンポーニャ奏者の武田耕平です。
前回ケーナを吹く時の高音のコツや力の抜き方について書きました。
それにもつながる話なのですが...。
ケーナを演奏する上で一番大事なのは音だと思っております。
これは本当に難しい。。。
年月がかかると思います。
僕もきっとまだまだこれから変わっていくはず。
どうしたら響のある良い音になるか。。。
いくつかあると思うのですが、まずはとにかく口の中を広くすることを気をつけています。
常にあくびをしている時のように、口の中は「おー」と言っている感じ。
鼻と喉のつながっているあたりを意識して開く。
これをすると響きが追加され、大きな音ででもまろやかな音になります。
と思っていました。
今までこれは空洞が多くなることによる響きだと解決していたのですが...。
最近思っているのは、目に見えない響きももちろんあると思うのですが、実は単純に唇の力加減と息のスピードコントロールがしやすくなっているんじゃないかなと思っています。
ケーナを吹く時、一般的に唇を横に引く感じにすると思うのですが、力を入れて引っ張りすぎて、前回の記事で書いたように唇同士が摩擦してしまったり、風が出ていかないような力加減になってしまいます。
これが口の中を縦に開こうとする力を足すことによって、程よく唇の力も抜け良いスピードの風が出て行きやすくなっているんじゃないかと思っております。
大きい音も小さい音も、高い音も低い音も基本的には口内はずっと開いている方が良いかと思います。
あとはどんな音を出したいかによって、加減、角度、息の量を変えていけると表現の幅が広がっていくかと思います。
次回はどんな吹き方を使い分けているか書いていきたいと思います。
またぜひ覗いてください。
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